台湾の3日目後編。いよいよニューイヤーイベント!
○ 12月31日(日)
■ 18時
ホテルの目の前のフカヒレ専門店へ。
フカヒレやばいね。でかい。
あわびもすごいね。でも、味はイマイチ。
僕はここで美味しいフロッグスープをデザートに。
あまーいあまーいスープ。お汁粉並だね。
日本人女性にも、もしかしたら大好評かもしれない。
ここのお代は1人5,000円ほど。
■ 23時45分
ニューイヤーイベントのため、台北101の道路は封鎖。
TAXIを途中で降りて、南へ南へ歩き始めます。
歩き始めてから、やはり人通りが尋常ではない。
歩行者天国にするのも納得。
それでもスクーターで移動する人がいるから
面白い。こういうちょっとしたいいじゃん?が好き。
いよいよ目前に迫った台北101。これ以上進むと、大嫌いな
人混みにぶつかりそうなので、大きな道路に陣取る。僕は、
台北101の花火が始まる前の写真をとる。二人は、いつの間
にか前進している。これを5回繰り返した瞬間。
「ヒュードーン」
始まった・・・?
これは後方からの花火音。なんと個人が花火をしているだけ
でした。面白いくらいにバーンっと音を出すが、ゲリラ的に
鳴るだけ。こういうイタズラも楽しい。
待つこと5分。先ほどまでの花火とは桁違いの爆音。始まり
ました、ニューイヤー花火。なんと、ビルから花火が出始め
ました。ビルからですよ。しかも、ギネスのビルディングか
らですから。火事だよね、日本でやったら。ビルから飛び出
す花火の動きは百花繚乱。入り乱れる火花は、まさに天国模
様。これは日本じゃ、絶対見られません。こういうのが海外
イベントの骨頂!!
僕にとって、こういう1年の始まりは、久しぶりにいいモノ
に感じられました。珍しいほど、心が張るイベントでした。
花火の煙が消えると、2007年という文字がピンクの照明で現
れました。そこに、何か他のモノが見えたのは僕だけじゃな
いことを祈ります。
■ 24時10分
僕らは次なる目的地、ホテルハイアットへ。ここのクラブで
新年を踊ろうとしたのですが、すで疲労困憊中。ビールを飲
んでゆっくりしようと思ったが。。。ハイアットには、入れ
ませんでした。理由は簡単。ルームカードのない人は警備の
ため入れないとのことでした。
がっくし。
仕方なく付近の公園を散歩して、帰ろうと思いました。
近くの公園では、コンサートをやっています。歌手なんでし
ょうね。みんな、すごい見てます。デッカイモニターでも、
歌手の映像が流れています。音もすごく、なんだか疲れが、
ドッと噴出します。
台湾人もニューイヤーイベントで疲れたのでしょう。公園の
ベンチや路上に座りこんでいます。ん?トイレの屋根に座っ
ている人もいます。ええ?日よけに作られた鉄の柱に登って
いる人もいます。どこからか、動物園みたい、という声が聞
こえてきました。いいじゃん、そういうのも。見たいんだか
ら。動物園なんて言わなくてさぁ。
と、そのとき。僕は驚いた。花火がそばから打ちあがったの
だ。個人のゲリラ花火の残党がここにいたのか。
笑えません。ここまでイタズラが来ると笑えません。
危ない。足元で打ち上げられた花火で疲れも吹っ飛ぶ!?
■ 24時30分〜
ホテルへ戻るために歩き始めた僕らの前に
立ちはだかったのは、人、ヒト、ひとの群れ。
しかも、みんな歩いています。
タクシーは確実に捕まらない。時間が経てば空いて来るだろ
うと、タカをくくっていたが、その考え方は完全に甘かった
ようだ。1時間ほど歩くが、一向に人波は収まる様子はな
い。仕方がないので、近くの駅へ。もうこの時間で、90分以
上歩き続けている。
どこかのお店に入って、時間が経つのを待つのも良かったが
僕は引きたくない。頑張って歩いて、「大安」という駅に。
しかし、2007年1番最初に乗る駅が「大安」とは・・
この「大安」駅から、僕らのホテルがある駅までは2回乗り
変えが必要となるが、背に腹は変えられない。途中、マッサ
ージの名刺を配っていたおばちゃんも疲れて、駅のホームで
座りこんでいた。
しかし、人波が衰えないわけは、電車でもそうだった。乗換
えを試みようとしたが、混みすぎた電車は乗換えなどできな
いレベル。エスカレーターが混むからといって、動きを止め
て階段にしてしまったほど。ホームに着く電車すべてが2、
3人しか乗り込めないほどの混み具合。僕らはあきらめ、街
に戻って歩き出した。ちょうど、昼間僕とタカが道に迷った
「頂好」という駅だった。
■ 27時30分
疲労困憊の僕らはタクシーに乗っていた。言葉の通じないタ
クシーの運転手に近くの「インペリアルホテル」へ向かって
もらいながら、この日の大変さに辟易していた。
ホテルに戻り、28時までみんなで話をしていた。たぶん、こ
の想い出は忘れられない。旅の最高の想い出になるだろう。
ということで、台湾旅行記はオシマイです。
旅は続く…
|