この絵は、「SF/X」というタイトルです。

 いつもはサスペンスばかり作るブライアン・デ・パルマという映画監督が、この度、「ミッション・TO・マーズ」という作品を作りました。それを記念して、僕もサイエンスフィクションぽい絵を描いてみました。

 中央の光から、閃光が出ている様子を捉えている絵です。周りの宇宙の黒さと対比して、白いエネルギーの放出を描いているわけです。

 この絵は宇宙描写のようにも取れますが、もちろん、裏の意味があるわけです。それは人の心です。もやついた心の中、希望という光を中心に備えれば、その光がもやついた闇を消してくれるよ! 照らしてくれるよ!ということを訴えたいのです。

 タイトルの意味ですが、SF(サイエンスフィクション)をあるものXで割ったときに、何が現れるか。割るものXにも依りますが、その多くは人の心のような気がするのです。だから、心を描きたいのだから、SFでXを割った形を出したのです。