この絵はタコとネズミを描いた絵です。わかりやすいでしょう?っていっても、それで終わりではありません。
 
 この絵のもともとのコンセプトは空にあるものは空。陸にあるものは陸。それぞれは互いの道のりを持っているということなのです。最近、多くの人は勘違いをします。人は同じなんだ。自分と他人も同じ人間なんだ。などと。しかし、それはあながち間違いではないですが、やはり間違いです。というのも、実際、違うものは違うからです。木村拓哉は木村拓哉。石田ひかりは石田ひかり。違うんです。そういうことをはっきりと認識させるために、一つのモチーフとして、空と陸との分裂を描きました。両キャラクターの方向性を逆にすることで、それを強調しています。